現場事務の仕事内容でCADと書かれてあって何をするか不安。。。という方多いのではないでしょうか。
この記事ではそんな悩みを解消するため、実際に建設現場で働き、CADを日々使っている僕から言葉すら聞いたことない人へ向けて、現場事務の方のCADの仕事について解説し
ていきたいと思います。
現場事務とは?仕事内容・面白さ・求人を解説【実は知られてない】
そもそもCADってどういうもの?
CADとは Computer Aided Design の略でパソコンで扱う製図ソフトのことを言います。
建設現場や機械や容器、配管などをCADで製図し図面を製作します。出来た図面を製作側へ送り、製品を作って貰うために書くものになります。
我々設計者がお客さんの依頼をもとにニーズに合わせた製品を検討し、配置検討や物理的に製作可能か応力計算や加重計算を施し、図面に反映していきます。
応力や加重などの計算方法やソフト自体使い方の習得は勿論、製図法を学び、規格に決められている指示の方法をしっかりと図面に反映しなければなりません。
使いこなすにはそういった前提知識が必要で、身につけなけらばならない知識や経験が山ほどあります。
現場事務に求められるCADスキルとは
今までの話はあくまで一般的なCADを扱う設計者への話であって、現場事務員にはそこまでスキルは求められません。
一からモノを描くというのはありませんので心配しなくても大丈夫です。20~50代まで幅広い年代の方がやられているのでどなたでも出来ますよ!
実際に業務で行うCADの実務というのは
- CADを使いエクセルのような表を作る
- 訂正図面の簡単な図面修正
- 図面の日付け変更や、CADで行う拡大縮小印刷
が主な仕事内容です。
以上の3つが私が実際に見てきた事務員さんの仕事です。私も自分の仕事で手一杯で時間がない時にお願いしたことがあり、どの仕事も聞く以上に簡単に行うことができます。
僕が今まで見てきた現場事務さんのCAD業務を解説!
CADを使いエクセルのような表を作る
こちらはあらかじめ用意した図面を使い、製作するものの主要な寸法を表にまとめるという作業です。その際にエクセルのような表をCADで製作品の横に書いてもらう仕事です。
CADの表の作成もエクセルの表作成と似ているところがあり、難しい点はどこにもありません。一度説明したら、簡単に作業感覚でこなすことができます。
ただ、表の欄が多く手間がかかる作業なので時間はかかってしまいますが、事務の方にやっていただくと我々設計者はとても楽で非常にありがたいです。
訂正図面の簡単な図面修正
我々設計者が製図した図面がそのまま綺麗にお客さんからOKをもらうことは少なくありません。何かしらの修正や要望に応えて図面修正。というのが日常茶飯で起こっています。
中には数字が抜けているや、名前、字が間違っているなど簡単な間違いもたくさん起こっています。
小さな間違いは、正直なところ設計者いちいち自分で直さなくても良かったりします。そんな時に事務の方にやっていただけると助かります。
図面の日付け変更や、CADで行う拡大縮小印刷
こちらも図面修正の一つなのですが日付け変更は最もよくある訂正の一つです。同じ絵でも提出日や申請日、承認日など変わっていき、都度修正するのはとても大変です。拡大縮小印刷も簡単な設定なので事務の方にお願いすることがよくあります。
時には何十枚と印刷し日付を変えてA2とA3で出力して欲しいなどお客さんから言われたりします。
図面枚数は百枚を超え、それを一つ一つ行えば時間もかかってしまいます。それを事務の方にお願いし、自分はチェックのみというように仕事を分担すれば、
短時間で仕事を終えることができ、あれもこれもと何枚も印刷を繰り返すとあたふたしますが、チェックのみの仕事に集中できるのでいつもより冷静にチェックできます。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
以上のことから、未経験でもできそう!と思った方も少なからずいるのではないのでしょうか、
CADと仕事内容に書いてあるだけで敬遠していた方の参考になれば幸いです。
同じ職場で働く設計者として、CADを使い我々の補助をしてくれる現場事務員の方は重宝され、皆から温かく向かい入れてくれることでしょう。